![]() イタリア土着ブドウ列伝 イタリアの代表的葡萄から超ローカルな土着葡萄まで、ご紹介していき ます。葡萄品種の特質を知ることによって、その土地の風景から、その 生産者の思い、ワインの味わいの世界までもが見えるようになります。 No.11 ヴェルメンティーノ Vermentino
◎サルデーニャ州、リグーリア州、そしてトスカーナ州のヴェルメンティーノワイン。 ※薄い緑が耕作地帯 ※濃い緑が代表的DOC 上から ・チンクエ・テッレ(リグーリア) ・コッリ・ディ・ルーニ(リグーリア、トスカーナ) ・カンディア・ディ・コッリ・アプアーニ(トスカーナ) ・ボルゲリ(トスカーナ) ・ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ(サルデーニャ) ![]() ◎ヴィーテ・イタリア高岡的見解 ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラがDOCGに昇格したときに初めて 自覚したことがあります。 「やっぱ酸だな・・・」と。 つまり、太陽燦々と輝く南イタリアにあって酸をいかに保持するかがその ワインの品格を決めるという事なんだと思います。 南イタリアの白ワインは概ね、どんよりどっしりとしたアルコール分を強い 酸の鈍いものか、あるいはそれを避けるために早めに収穫して醸造する 色の薄い、香りのあんまりない、苦味のあるワインか、いずれかでした。 その中でも僕は、このヴェルメンティーノ種、そしてナポリ近郊の フィアノ種は、酸がきっちりと出る良質のワインになる潜在能力が断然アル! と見ていました。 今、この二つのブドウ品種からできるワインがDOCGに昇格したことで、あながち 自分の考えが間違ってなかったと自信を持つようになりました。 もちろん、いつも僕が述べているように、DOC法はほとんどが政治の 世界ではないかと思われますが(^^;)、それでもワイン法的に昇格しよう とする機運が生まれるという事は、それなりにワインの「エレガンス」を 獲得していると生産者たちが自負しているからではないかと思います。 (マーケティング的な戦略もあるでしょう。) ロエロ・アルネイスしかりですね。 ランゲ・アルネイスに比べると、やはり酸がきっちりと感じられる造りです。 (ま、これも相対的な話なんですが・・・) さてさて、このヴェルメンティーノ。 イタリアでは、大きく3つのワインで使用されているとインプットしてください。 1.サルデーニャ島のDOCG ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ 2.リグーリアの代表DOCワイン チンクエ・テッレ 3.トスカーナの海岸線で作られるIGTに多い ヴェルメンティーノ これらは上の地図でもわかるように地中海を挟んだ北イタリアの海岸線地区 です。スペインのアラゴンからもたらされたというのもうなずけます。 それぞれの特徴というと、これもまだまだしっかりと定義づけるのは難しい のですが、ある程度、代表的生産者の傾向から申しますと・・・ 1.ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ ミネラル分が豊富、塩気、磯の香りすら感じさせる。酸がしっかりしている。 アルコール分も申し分なくとてもストラクチャーのはっきりとしたボディーと なる。イタリア・ヴェルメンティーノのルーツと言っても良いのではないでしょうか。 2.チンクエ・テッレ この銘柄は、ボスコ種を中心にしてアルバローラ種とヴェルメンティーノ種が 加えられるレベルなので、ヴェルメンティーノのワインとしては多少性格が 異なります。 海辺の畑らしいミネラル感にきっちりとした酸味、香りもフローラルで繊細。 ただ、アルコールの厚味にはかけるかな・・・キリッと辛口感が出ます。 むしろ「シャッケトラ」というデザートワインが個性的で素晴らしいです。 3.トスカーナ海岸線 代表的なのはボルゲリでしょう。10年ほど前にヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ の生産者カピケーラ社を訪問したときに 「最近、ボルゲリの有名ワイナリーの連中がヴェルメンティーノの研究の ためにウチをたずねてきて、何本か実験用に持ち帰ったよ!」 なんて言ってました。もちろん、それはアンティノーリ社でしょう。 海抜の低いボルゲリでは果実味が非常に高まります。イタリアでもトップレベルの スキルを持つメーカーがしのぎを削る地区ですから、ここのヴェルメンティーノは 本当にバランスが優れてモダンです。 地中海を挟んでこの3つの地域で楽しめるヴェルメンティーノは本当に素敵な ワインです。 いかにも「南イタリア」的な雰囲気の中で語られることが多いのですが (僕もついついそういう風に解説しがちですが)実は北、南というカテゴ ライズより「地中海的」という方が合っていると思います。 それが、コテコテの南ではなく、トスカーナやリグーリア、そして比較的北に 位置するサルデーニャ北部特有のブドウ品種であることが、造り手のメンタリティー と風土に支えられてイタリアでも屈指の白ブドウになっている。 これからこのワインは真価が発揮されるだろうと思います。 まだまだ、これからです!! --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◎オススメ ヴェルメンティーノ(画像をクリックするとショッピングできます) シャバシャバすっきり系辛口ヴェルメンティーノ 「夏の暑い最中、ギンギンに冷やして頂きたい!」 ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ アラゴスタ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ ラ・カーラヴェルメンティーノのキャラクターがしっかりと出たタイプ ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ セレメ ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ モンテオーロ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ トゥヴァオス ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ ピガルヴァ ”カナイーリ”ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラヴェルメンティーノ 最高ランク! ヴェンデンミア・タルディーヴァ↑ 関連ページ(カピケーラ社テイスティングセミナー) 超希少価値! チンクエ・テッレ・シャッケトラ カンディア・ディ・コッリ・アプアーニ ヴェルメンティーノ・ビアンコ カンディア・ディ・コッリ・アプアーニ”ヴィニェート・アルト” ヴェルメンティーノ・バリック ヴェルメンティーノ・ネーロ↑ え!こんなんアリ? トップへ ネッビオーロ アリアニコ サンジョヴェーゼ バルベーラ ドルチェット モンテプルチャーノ ガルガーネガ ヴェルディッキオ モスカート・ビアンコ プロセッコ ヴェルメンティーノ |
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