☆白ワイン
緑 → 麦わら → 黄金 → 琥珀
★赤ワイン
紫 → ルビー → ガーネット → オレンジ
この中で、「目で捉える酸」は、「緑」と「紫」である。
ということでしたね。
(あなたのグラスに注がれたワイン、緑色(赤なら紫)を呈していましたか?
そしてもし緑色(紫)を感じたら、味わいでも強い酸を感じましたか?)
さて、ここでまた一人のダーティーハリーさんから質問&苦情です。
『色が薄くって、酸っぱいワインもあるし、緑色があっても柔らかい
感じのワインだって、あるじゃんかよ!』
素敵な質問&苦情です(^^;)
前号でも触れました。
『 緑&紫 → ビシバシ感じる強い酸 』 ⇒ 直球ど真ん中ストライク
『 緑&紫 → 柔らかく感じる酸 』 ⇒ 変化球
さて、前号ではこの色の確かめ方については、詳しく解説しました。
思い出せない人は、もう一度チェックしてくださいね。
で、今回は酸の口の中での感じ方です。
● 味覚テイスティング、3つの段階
1.だいたい15〜20ccを口に含んだ瞬間
2.口の中で舌全体に行き渡らせ、また歯ぐきも含めて
口蓋全体にワインを巡らせる
3.飲み込んで、しばらく空になった口の中で咀嚼する
ように余韻を感じる
この流れはとっても大事ですから、クセにしてしまってください!
くれぐれも「ゴックン!」って飲み込まないようにネ!(^^;)
で、この1のことをよく「アタック」って言います。
で、3は「アフター」。
(フフ、この言葉を使うだけで、なんだか「ツウ」になった気がしま
せんか?)
面白い事に、ワインは1の感じ方と3の感じ方で、随分な差が
出てくる場合がとても多いのです。
つまりワインの構成要素が口の中で、色んな刺激を僕たちに
与えてくれる中で、僕たちの感性もそれに対応しようと、
準備してるわけですね。
だから、「ゴックン」とすぐに飲み込んじゃうと2〜3の本来の
酸の活躍の場をすべて確かめずに、飲み込んじゃう危険性が
ありますので、時間をかけて、酸を感じてみましょう!
● 酸を計るレベル と 唾液
前号で、5段階に分けて感じる酸のレベルを示しました。
1.まったく酸がない
2.ほとんど酸がない
3.酸がある
4.しっかりと酸がある
5.すっぱい
こうやって、言葉で表すのって、実際に自分が感じる酸が
1〜5のどこに収まるかって分かりにくいですよね。
ここで提案したいのが、「唾液」です。
ハァ?アホか?
なんてリアクションはナシね(^^)
ワインを飲んで、酸が強いと必ず唾液が分泌されます。
このツバが沢山出てくれば酸は強い。
逆に少なければ酸は弱い、そう考えてみてください。
すると、「わぁ!すっぱい!」と思ったけど、意外に唾液は
出てこない、ということも、「あんまり酸っぱく感じないけど
唾液は沢山出ている」なんてことも起こりうるのです。
さっきの味覚テイスティングの3段階にあてはめながら
この「酸っぱい」を描写してみると・・・・・・
『アタックでは、とってもまろやかな感じで口の中に
入ってきたのに、ゆっくりと飲み込まずに味わっていると
じわじわ感じられるようになったの。で、アフターでは、ツバもたっぷり
出てきて、なんだか”すっぱい”だけになっちゃった』
つまり、最初は酸をあまり感じなかったのに、後になって
たっぷりと感じられた、というパターン。
そして、
『 ああ〜ん、もう!アタックからアフターまで
ビチョビチョよ!! 』(^^;)
つまり・・・一貫して酸をしっかり感じたパターン。
味覚を感じる3段階、そして『唾液の存在』を
ワインテイスティングでは必ず意識してください。
単なる『酸っぱい』が色んな表情を持ってあなたに感じられますよ!
次号では、今回説明した「酸の表情」がなぜこんなにも違って
感じられるかついて、お話しましょう!!
テイスティングのキーワードは集中、そしてスローです。