自分磨きのワイン術  その19


    TOROTORO〜なめらかさ

    
      ◎ワインのボディー 

     筋肉      骨格
      ↓       ↓           
     糖分      酸
     アルコール   タンニン
     なめらかさ   塩気
     (粘性)


 今日は、筋肉部分の最後の章「なめらかさ」です。

 括弧書きで「粘性」と書いています。

 粘着性の粘。

 粘土の粘。


 これは、甘、塩、酸、苦 以外の触覚の要素ですね。

 だからワインをよく触らないといけない。

 触るって言ったってもちろんグラスに指突っ込んで触るわけでは
 ありません。それでも分かるかもしれないけど・・・・・。

 もちろん口の中で触ります。

 え?ちょっとエロチック?


 え、いや、あの・・・舌でワイン全体をなめまわす・・・・

 ・・・・・・かなりグッと来たりします(^^;)。


 さらに口蓋全体でワインを揉むように・・・・ング・・

 ・・・・・・あ〜ん、モウ!・・・・・・(^^;)


 という感じです。


 「筋肉」とか「骨」とか言ってますけど、本質はこんなところに
 あるのかもしれませんね。

 直言は避けますけど・・・・(^^;)

 え?直言して欲しい?


 じゃあ、直言いたしましょう(^^)
 (一人で勝手に遊ぶな!)

 あのね・・このあたりは、僕の完全な勝手な想像ですけど
 かなり艶かしくワインと接していますね。

 だって文字通り舌でなめまわしたり(キャ〜!下品!)
 揉んだりするわけですから。

 で、何のためにこんな事するかって言うと、ワインの「弾力」
 「トロトロ感」「ツルツル感」を感じるためです。

 人を愛撫するのと一緒です!(^^)

 あ、揉むっていうのちょっとわかりにくいかな。

 ワインを口に含んで、モグモグすることです。

 「噛む」という感じでもいい。(あかん!ちょっとヤバイ!)



 口蓋で「揉む」とワインの弾力がよく分かります。

 「そんなもん、わかるか!」

 と怒っている人。水と焼酎、それぞれで試して目からウロコ取って
 ください。

 水とウィスキー、水とブランデー、水とラム、水とグラッパ・・・

 何でもいいです。水と40度以上ぐらいの飲み物と比べると
 一瞬にして理解できるでしょう。

  ちゃんと、自分で実感することが大切です!!
 (グラスの淵から垂れ下がる「涙」でもよ〜くわかります(^^)

 口に含んで、モグモグモグ・・・あごを上下させてください。

 このときのトロトロ感、また逆にシャバシャバ感を感じてください。

 人肌の木目とか弾力と同じ触覚として感じるワインの木目
 弾力を。

 「あ、じゃーアルコール度の強弱に比例するのね!」

 と思われるでしょう。でも、完全に比例するわけでもないんです。

 つまり、前回のアルコールの章でふれたように、喉元にカ〜っと
 熱さを感じたわりに(アルコールをしっかり感じたわりに)、トロトロ
 を感じないワイン。

 喉元にカ〜ッと来ないけど(アルコールをあまり感じないのに)
 結構トロトロ感を感じるワイン。

 もちろんピッタリと比例するワインもあります。


 ここで感じられるなめらかさこそ、「ビロードのような」とか
 「シルクのような」などと例えられるワインの優美さの源泉になります。

 僕のように人肌でたとえちゃうと下品かも・・・・(^^;)。

 勿論そこには酸とかタンニンなどの要素との結びつき方が
 重要なポイントとなってきますが、この「なめらかさ」とっても
 大切ですよ!

 これって普段あんまり気にしない要素じゃないですか?

 でもミネラルウォーターひとつとっても随分とその「なめらかさ」に
 違いがあるように、アルコール成分の中に隠された

 「グリセリン」

 という要素がその「トロトロ感」に大きな影響力を持ってる。

 このグリセリンがブドウの含むミネラルと合体する事によって
 とってもトロトロしてくるんですね。

 そして、このグリセリンが酸やタンニンを優しく包む役割を
 持っている。酸やタンニンを包まれたワインは、酸やタンニンの
 本来の刺々しさを和らげて僕達の官能を刺激してきます。

 この和らいだ刺激がたまらない!

 強い酸や、縛り付けるようなタンニンを感じたときも何故か
 とっても心地よく感じるときがあります。

 そんな時、このグリセリンが働いているんです。

 「あああ、美味しい酸だなあ!」

 「このタンニン、とっても気持ちイイ!」

 と思える瞬間、あなたはこのグリセリンも一緒に味わっていることが
 多いのです。

 そう、口で「酸を捉える」時、グリセリンも一緒に捉えている
 ことになります。




 「なめらかさ」を感じる。

それはワインを口に含んだ時の「モグモグ」から始まります。

良くなめて、良く揉んで(^ - ;) このトロトロを感じて下さい。

ワインによってその差が感じられるようになると、又一つ、ワインの
個性をつかむ大きなスキルをあなたは獲得した事になりますよ!!


 
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