大阪 肥後橋 ボナ・フォルケッタで2ヶ月に1回、開催しています。⇒ 次回予告


   高嶺の花のプレミアムワイン会

  お客様の声

 第一回 「サッシカイア」 テヌータ・サン・グイード
 
第二回 「プリンタニエ」「クアルテット」 アルド・コンテルノ
 
第三回 「フランチャコルタ アンナマリア・クレメンティ」カ・デル・ボスコ
 第四回 「バローロ・ブッシアソプラーナ」 アルド・コンテルノ
 第五回 「テスタマッタ」「カサマッタ」 ビビ・グラーツ
 第六回 「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ カサ・デイ・ベーピ」ヴィヴィアーニ
 第七回 「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ポッジョ・アッレ・ムーラ」カステッロ・バンフィ
 第八回 「トレッビアーノ・ダブルッツォ」 エドアルド・ヴァレンティーニ
 第九回 「ジュリオ・フェッラーリ・リセルヴァ・デル・フォンダトーレ」 フェッラーリ
 第十回 「ブリッコ・デッルッチェッローネ」 ブライーダ社
 第十一回 「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リセルヴァ 88」 タレンティ
 第十二回 「バローロ・リセルヴァ・モンフォルティーノ 93」 ジャコモ・コンテルノ



  

     第12回   2006年3月18日(土)

     ピエモンテ州  ジャコモ・コンテルノ社


    バローロ・リセルヴァ・モンフォルティーノ 93



  バローロ・モンフォルティーノ・レゼルヴァ[1993] ジャコモ・コンテルノ 伝統派の大御所!


 
 & バルベーラ・ダルバ カシーナ・フランチャ、セッラルンガ・ダルバ 99

  ピエモンテ一の骨太バルベーラがここに!ジャコモ・コンテルノ・バルベーラ・ダルバ[2001]750ml
  ピエモンテのデイリーワイン「バルベーラ」の伝統的つくり手の傑作です!




  正直言ってちょっとうろたえました。

 
今まで「高嶺の花」で扱ってきたワインとは文脈の違うワインですから。

  これまでのワインは、常にイタリアワイン界の中にあって「モダニズム」「グローバリズム」の
  影響を少ながらず受けたワインだったわけです。

  今ページトップに掲載している歴高嶺の花ワインリストには、イタリアワインの革新的な
  ワインがずらりと並んでいます。中には、あからさまにフランス出身の国際品種を使って
  いるワインもあります。(あ、ヴァレンティーニだけはちがいますね。でもあれを”伝統派”
   というには御幣があります・・・)


  でも、「”革新”って具体的にどういうこと?」と疑問に思われる方のために簡単にそこん
   とこについて解説しときましょう。


 
 1.土着ではない国際品種を使ったワイン(メルロー、シャルドネなど)

    ⇒ ラベルに冠する名前も味わいも「国際化」します。つまり、アメリカや南米、
      またオーストラリアなどのニュー・ワールドのワインの味わいと重なる部分が
      出てきますし、消費者にとっても分かり易くなります。
      

  
2.ブドウの木の株密度を上げて、収穫量を減らしたワイン
     
    ⇒ テクニカルな話題ですが、収穫量を減らすと果実味が高まりますので、
      品質を上げるためには不可欠な部分となります。株密度を上げるのは産地の
      気候や台木のセレクトにもよりますが、ブドウの根が深く伸びて、ワインに
      必要なミネラル分を供給します。この両者を行うことによってワインの質が
      格段にあがります。

 
 3.ステンレスタンクでの発酵

    ⇒ ワインの酸化を防ぐこの素材は近代醸造には不可欠なものとなりました。
      またスパークリングワインにとってもタンクを密閉することが品質と量を
      確保するために重要です。


  
4.フレンチオークでの熟成

    ⇒ フレンチオークほどこの「モダン性」と強く結びついた言葉はないほどです。
      伝統的な大きな樽(イタリアではスロベニアオークが主流です)ではなく、内側を
      焦がしてワインに独特の風味をつけるイ以外にもタンニン分を与えたり、果実
      味を凝縮したりします。

      しっかりとしたブドウを作らないと、つまり畑でちゃんと働いていないと
      フレンチオーク熟成に耐えないワインが出来てしまいますので、近代的な
      醸造とは、中身のあるものです。つまり工業製品のような大量生産品を作るの
      とはちょっと違う点がワイン文化が農業に根ざしている、自然と共存しているから
      でしょう。


  だいたいこの4つのプロセスのうち多くのワインは、3つか4つを兼ね備えているのですが
  今回のジャコモ・コンテルノの醸造は、3の発酵にけるステンレスタンクの使用のみです。

  今回、醸造データを探ってみたのですが、驚くほど「田舎のワイン」然としたデータばかりで
  なぜこのような平凡なデータからリセルヴァ・モンフォルティーノのような偉大なワインができる
  のかが不思議になります。

  
  では、どう偉大なのか。


  その味わいについて「高嶺の花」で感じたものを以下に記しますので、少しでも文面から
  感じていただければ幸いです


  バルベーラ・ダルバ 99

  濃いルビー、奥行きのある濃縮した色合いだが、かといってどす黒い威圧感のない色。オレンジ
  そしてやや紫も。結構澱が見える。「一切の安定化(=清澄など特にワインの色合いに透明感を
  出すプロセス)をしない」というデータどおり。

  香りは、最初のインパクトで・・・・

  亜s、dt個伊勢v日gy腑gtmf、おういygmべ、い!!!

  Giacomo!! Amore Mio!!!!!!

  と興奮したくなる香り(^^;)・・・・ 深みを感じされるフルーティーさはなく、かといってスパイシーでもなく
  少しマデイラ香が出ているものの空気と触れ合う時間と共に、果実味と熟成香のとても洗練された
  バランスを生む。

  味わいは滑らか。少し奥に控えた酸は確かな味わいの土台となっている。

  余韻に残る酸、出過ぎないが確かな深みを感じさせる酸。それは、酸とタンニンを覆っているアルコール分の
  ヴェルヴェットのような舌触りによってさらに魅力的に感じることが出来る。

  今までにないバルベーラの感動。


  先進的なバルベーラのワイナリー・・・例えばラ・スピネッタ、例えばブライーダ、またパイティンやマルティネッティなど
  は、ひたすらバルベーラの新しさの部分に光を当ててきた素晴らしいワイナリーだが、ジャコモ・コンテルノのバルベーラは
  今も昔も変わらないジャコモ・コンテルノのバルベーラでしかない。

  ほとんどタイムスリップしたかのような昔の超一流のバルベーラが楽しめる。

  80年代初頭にバルベーラに改革を起こしたブライーダのジャコモ・ボローニャの時代からはるか前にさかのぼっても
  ジャコモ・コンテルノのバルベーラはバルベーラの巨人であっただろうと予想できる。

  
   
今回は、アーティチョークとポルチーニ茸のタヤリンで楽しみました。


  バローロ・リセルヴァ・モンフォルティーノ 93
   Barolo Riserva Monfortino



  色は決して濃くないが、非常に美しいガーネット色。これもバルベーラ
  同様にどす黒い凝縮感とは違い、中心部分からグラスに縁に向かうグラデーション
  は、ルビー色からオレンジ色。まだ生き生きとした輝きを放つ。

  香りは少し難しい。バルベーラほど迫ってこない。

  プラムや黒イチゴ。やや酸化香を感じるが全く違和感がなく、アーモンドや
  ドライフルーツを感じさせる。

  時間と共にタンニンの香りが絢爛と出てくる。枯葉や紅茶。ややなめし皮の
  ニュアンス・・・でもこれもわずか。

  酸化香があるにもかかわらず、これだけ香りが魅力的に感じるのはなぜだろう。

  おそらく果実の甘みが決してジャムにしたような甘ったるいものではなく、ドライ
  にした凝縮感を感じさせるからだろう。

  ジャムには砂糖などの甘味料を加えるが、ドライはあくまでもナチュラルな
  糖分を凝縮させるので、甘みが上品である。しかも、ネッビオーロの酸味は
  タンニンの猛々しさ同様にまだまだ精悍としている。

  そう。ネッビオーロの艶かしい世界が五感のあらゆる感覚の間に漂っている。

  全体のバランスや一体感に”崩れ”や”緩み”が感じられたけど、
  巨大なボディーゆえのことだろう。また、この緩みこそが、10年以上の熟成を
  経た伝統派バローロ・リセルヴァの真骨頂ではないのか。


  王のワイン。ワインの王。

  
  王から連想する言葉・・重厚、威風、荘厳、無敵、富強・・・数あるワインの中で
  このワインほどこれらの言葉を疑いなく充てられるワインはないでしょう。ところがさらに
  このワインが偉大なのは、それがいささかの威圧感も感じさせずにやわらかく感覚の
  奥の方で静かにかんじさせてくれるところです。

  本物の王の膝元を見た・・・・そんな気がしました。

  そう。王様はそう簡単には自分自身をさらけ出すことはしません。自分からさらけ出さない
  人を愛するには、自分自身に磨きをかけて静かにこちらから近づかなければなりません。

  そういうワインというものへの「畏怖」を感じさせる本物のワインと出会った・・・・充実した
  良い時間でした!!


  
   ピエモンテ料理の定番「ブラザート」とともにいただきました(^^)


  ジャコモ・コンテルノの二つのワインを味わってピエモンテワインの深さにさらに
  愛着を深めました。

   新興ワイナリーがインターナショナルな世界をピエモンテのテロワールと共に表現するのは
   それはそれで素敵なことでしょうけど、我々外部の人間としては元々存在していた「素」
   のものの中でも当時のワイン文化の最高のランクが今でも行き続けていることに、心からの
   喜びを感じます。

   確かに、そう頻繁に飲めるワインじゃないですね、価格的に(^^;)


  でもピエモンテワインが好きになったあなたなら是非ともお試しいただきたいワインです!


  ※お客様の声

  
語らずにそこにある。
  こんな大人になりたいと思わせる一品でした
(結構いい歳ですが)。流石は”王様!”
  バルベーラと比べると”品格”の良さとでも言いましょうか、イマジネーションまでが膨らんで
  いくような気がしました。

  バローロの中のバローロ、納得、感服です。次に出会えるかどうか・・・いつまでも胸に
  残します。
                    大阪市城東区    ウマソーさん



  
バルベーラ・ダルバに驚きました。今まで持っていたバルベーラのイメージとは違って
  いて、作り手によってこんなにもスタイルが変わるのかと実感できました。
モンフォルティーノが
  飲めたのは素晴らしい体験でした。これみよがしに飲み手の気を引くのでない孤高の威厳を
  感じさせるワインでした。貴重な機会を作っていただいたことに感謝しています!

                     京都市左京区  笹山等さん



 
 「香りを楽しむ」という楽しさを教えていただいた充実した時間でした。
  うまく言語化できないのが残念ですが、ゆっくり香りを味わえるというのはとても
  幸せなひと時だと思います。色んな香りがブドウから生まれてくるなんて本当に不思議だなあと
  思いました。思い切って参加させていただいてよかったです。

                     大阪市東住吉区   A.K. さん



  バローロは手ごわい相手だと思っていましたが、今日もやっぱり!第一印象は、非常に
柔らかくて
  手を伸ばしたら届きそうなのに、実際はヴェールのようなものが間に介在していて絶対に手の
  届かない
相手だという気がしました。
                      ドンナ和韻さん



  やわらかな存在でした。
  しっかりとしたタンニンと、しっかりとした酸がありながら、強く自己主張することなく。
自信と
  信念にあふれたやわらかな存在に、こんなワインもあるんだなと感動しました。
でも、バルベーラも
  美味しかったです。お料理とワインの相性も抜群でした!ありがとうございました!

                      豊中市   井手裕子 さん



  
やわらかくて、優しいのに力強い、タンニンもしっかりしており、美味しかったです。
  大樽で7年も熟成されているんですね。バルベーラ・ダルバのアルコール感も面白かったです。
  やっぱりワインは、ゆっくり味わえるのがいいですね。

                      吹田市  佐藤泰子 さん



  
バローロには私にはまだ早いのか・・・?
  バルベーラは私を心地よくさせてくれたのdが・・・・・・

                      大阪市福島区   東 孝三 さん



  感想を書くのに考え込んでしまいます。
  
始めペンキ屋さんのような匂いを感じました(シンナー?)
  でも、嫌な香りではなく、力強い何かの香りがグラスをちょっと回しただけで迫ってきます。

  
しかし、それが何の匂いなのか、正体が分からないままでした。味も何があるのか正体がつかめません。
  重いものを感じるのですが何かが分かりません。不思議です。

                      大阪市城東区  大倉田津子 さん



   参加された皆様、どうもありがとうございました!また次回お会いしましょう!!




  


     
 第十回   2005年10月15日(土)

    ピエモンテ州   ブライーダ社



    
ブリッコ・デッルッチェッローネ 99


    
 
    僕の大好きなエティケッタ(ラベル)が「ダサい!」「安っぽい!」と
     評価されてしまいました。非常にショックです・・・・・(^^;)
     あなたはどう思います、このロゴ・・・・・僕は良いと思うんだけどなぁ・・・。



    モダンバルベーラの祖といえるワインです。

    79年ヴィンテージから実験的に生産され82年に初リリース。

    それまで単に安物ワインでしかなかったバルベーラ種のワインが世界の注目を
    集めるきっかけとなったワインです。

    バルベーラ種は北イタリアでもっとも耕作量の多いブドウ品種。北はピエモンテ
    東はフリウリ、南はシチリアまで認可されているブドウ品種で、おそらくDOC方で
    認可される範囲は、最も耕作量の多い黒ブドウ品種サンジョヴェーゼ種よりも多い
    のではないかと思われます。

    バルベーラの持つ生産性の高さ、病気への強さ、そしてどこに行っても(それなりに)
    質の高いブドウをつくる特性がここに表れています。ただそれは質ではなく量を
    重視した時代の特性でした。すべてのバルベーラがワインの質において桧舞台に
    上ることはこのワインの出現までなかったのです。

    つまり、それだけ多くのブドウ生産者に一つの大きな希望を与えたワインということ
    ができると思います。

    ブリッコ・デッルッチェッローネ以降、バローロ、バルバレスコの生産者は
    バルベーラ・ダルバとして、またアスティの生産者はバルベーラ・ダスティとして
    質の高いワインを誕生させていきます。

    そして今日、ブリッコ・デッルッチェッローネはモダンバルベーラの出発点となった
    ワインでありながらもジャーナリズム的には決して頂点に君臨するバルベーラでは
    なくなっています。

    今回、99年ビンテージをテイスティングしてみてブリッコ・デッルッチェッローネ
    というワインに対して、深い思い入れを強くしました。

    その理由をここでお話したいのですが、ここではまず、お客様の声に耳を傾けて
    みましょう。ブリッコ・デッルッチェッローネはどう評価されたんでしょうか。



    とても品良くまとまっているという感じでしょうか。香りの変化はダイナミックでは
    ないけれども時間と共に細かく変わっていく様子が面白かったです。味わいは、酸、
    タンニン共にしっかりしていながらも柔らかく、最後まで酸が強く残っていました。
    やはり、酸が貴重になっているバルベーラ種の持ち味なのでしょうか。

                             川西市 ドンナ和韻さん


    まろやかで美味しかったです。香りの変化が穏やかで予想とちょっと違ったかも・・・。

                             吹田市 Sさん


    酸がきつくて(私にとっては)普段、酸味がほとんど分からない私には、この
    バルベーラの酸を必要以上に感じてしまうのがなぜだかわかりません。
    まだまだバルベーラを理解するには時間がかかるようです。私には手ごわい相手です。

                              大阪市 Oさん



 
   直接的にワインの感想を下さったアンケートのみをここで書かせていただきましたが
    皆さん決して「うお〜〜!」「すげえ!!」「どっひゃ〜〜〜!!」という興奮で
    もって飲んでいらっしゃらない(^^;)

    とても冷静にかつ、多少の戸惑いと共に飲んでいらっしゃると思うんです。
    (毎回、皆さん、ご自分の感性と照らし合わせながらとても慎重にテイスティングを
     楽しんでいらっしゃる。僕にとって大きな喜びです。もちろんワイン自身にに
     とっても。)


    人によっては、Non e' granche'!! (ノネ・グランケ!) たいした物じゃないよ!
   
    と評価してしまうワインだと思います。それだけ線が細いんです。

    色もどす黒く、グラスの向こう側が全く暗闇・・・というような濃さはありません。

    香りも、華やかでスパイシーな絢爛たるものがすぐにモアモアッと嗅覚を刺激する
    わけでもありません。

    いかにもおしとやかです。
    まず、この部分を評価しないといけない!!

    なぜかって言うと、「エレガントさのありか」ですね。つまり、化粧を塗りたくって
    香水をバンバン振り掛けている女性が好きか?日焼けしてゴールドのネックレスをして
    いかにもマッチョな体型でタンクトップの男性が好きか?という問題です。

    要は中身・・・と言います。

    ワインの場合は、「中身」は当然味わいを指します。

    ここでこのワインの魅力を積極的に評価したいと思います。

    確かに、フルパワーのボディーはありません。が、アルコールはしっかりしていて
    喉元にカッと来る熱さも感じます。

    でもバルベーラの魅力はやはり酸にあります。グイグイと引っ張ってくる酸。
    何を引っ張り出すかというと、口の中で感じる香り、そしてタンニンや旨味の
    部分です。

    口の中で感じられる香りは、プラムや赤い果実のフルーツと少し枯葉やリコリス
    そして胡椒やクミンのニュアンスが綺麗なバランスを保っています。

    そのプラムも甘く熟れたプラムから少しドライにした印象。だから甘みを感じさせ
    るのですが、バルベーラの酸がきっちりしっかり出ているので全体的な印象はむしろ
    やや軽めになります。

    非常に優美なのは、タンニンです。99年ヴィンテージなので、もっとしっかりして
    いるかな、と思ったのですが、ここはバルベーラですね。それもアスティのバルベーラ
    です。タンニンはいかにも酸に従属した印象です。

    これがアルバのバルベーラならもっと猛々しいタンニンがあって良いのですがアスティ
    のバルベーラはこの点は控えめです。そのタンニンも、非常に細やかで柔らかく
    しかも少し削げ落ちてきた感があります。もっと若い段階でテイスティングしていれば
    もう少しイキイキした印象があったでしょう。

    でも、あくまでもしっかりとした酸があって、その流れに満遍なく、それもうっすらと
    乗っている感じがします。アルコールから来る旨味とのつながりもきっちりしている
    ので、「甘いタンニン」が柔らかく存在しています。

    平凡なワインは、味わいにバランスや旨味や香味がなく、余韻でさらにズッコケます。

    でも、ブリッコ・デッルッチェッローネは凡庸なワインではないから、このしっかりとした  
    酸味にきっちりと旨味、甘み・・・・アルコールから来る「滑らかさが」かろうじて拮抗
    しています。

    実は、このラインが非常にデリケートです。

    しっかりとした酸にアルコール、あるいは甘みがさらにしっかりとして陵駕するくらいなら
    すごくまとまった印象を与えたり、非常にパワフルな感覚をもたらすのですが、あくまで
    酸が中心線を走っていますので、このアルコールから来る甘み、旨味をしっかりと感じて
    やろうとじっくりと口の中に収めて感知しないと単に

    「シュッペェ〜〜!」

    というワインになってきます。


    また酸味が特に苦手とか刺激的なものができるだけ押さえられているワインが好きな
    方には少し合いにくいというワインかもしれません。(お客様の声にもそれが反映されて
    いるように思います。)

    この旨味を口の中で捉えると、余韻でその旨味がきっちりと活きているかを見届けます。

    平凡なワインは、さらりと流れて酸味やタンニンだけが浮き立つことになりますが、この
    ブリッコ・デッルッチェッローネは旨味と酸味が拮抗しながらも、「シュッペェ〜〜!」
    になるギリギリ手前でアルコールが酸をしっかりと支えている感じがするのです。

    その証拠に余韻に必要以上の唾液の分泌がありませんし、強い酸も甘い香味、
    とスパイシーな香味をしっかりとともなっています。

    ここがあと一歩、アルコール感が足りないと酸でダラダラのワインに成り下がっちゃう。

    この際どさにこのワインの艶かしさがある(^^;)

    バルベーラというブドウの個性的な部分が前面に出て、しかも醸造的にはモダンで
    そのつくりのスタイルというのも吟味できるワインだと思います。

    でも、それでも、おそらくはこのバルベーラを世界最高の、つまりはピエモンテ最高の
    バルベーラワイン!と評することが可能かどうか、というとそれは非常に????です。

    というのは、ブリッコ・デッルッチェッローネに追いつけ追い越せですでに越えてしまった
     (!?)バルベーラワインは実はあるからです。

    このワインの生産者であるブライーダ社にもあと2種類上のラインがあります。
    つまりブリッコ・デッルッチェッローネより高価なワイン。

    それは、樽熟期間を長くしたラインであったり ⇒ Bricco della Bigotta
    ブドウを遅摘みにして質の高いブドウから熟成させたものであったり ⇒ Ai Suma
    

    例えば、テクニカルデータをとってもブリッコ・デッルッチェッローネのデータは
    現在では特に驚くべきところは何もないのです。特筆すべき醸造学的な特徴は
    モダンワインの文脈の中では非常に「ノーマル」なのです。

    それは、33年前のイタリアワインのほとんどがまだ「田舎者のワイン」であった
    時代に革命的であったものです。

    では、このブリッコ・デッルッチェッローネの価値というのは、単に「記念碑的な」 
    価値だけで終わってしまうようなものなのでしょうか。

    いいえ、それは違うと思います。

    確かに、20年前の超アヴァンギャルドなワインとしての記念碑的価値はあると
    思います。そして、そのスタイルを全く変えることなく現在にも応用し、「古臭い
    モダン」になりつつある、ということも言えるかもしれません。
    
    でも僕は次の三つの点でこのワインの優れた点、現在でも燦然と輝く部分について
    力説しておきたいと思います。

    
@ 味わいにおけるブドウ品種の純粋な表現。

    酸ががっちりあるけど、タンニンが物足りない・・・・これが安物ワインのレッテルを
    貼られたバルベーラ種のブドウとしての特徴でした。このブドウそのものの個性を
    全く失わない、つまりは短所であるところの味わいまでもそのまま表現する大らかで
    曇りのない醸造的哲学が感じられます。

    「これでもか!」というような、ある種「くどい」感じのするバルベーラも出現しはじめ
    ました。こういう超モダンなスタイルは、品種としての特性が非常に分かりにくい
    そしてマッチョなイメージを与えます。


    
A テイスターの技量が試される「引き」のある味わい

    誰が飲んでも「すごい!」ワインは、本当はすごいワインなんかじゃない、かもしれ
    ません。何がどうすごいのか、その疑問を投げかけ、それに答えさせるスペースを
    このワインは与えてくれているのではないでしょうか。「これでもか!」の「押し」の
    ワインは華やか絢爛で素敵ですが、常に向って来てくれますからテイスターは楽な
    のです。

    でも「引き」のある味わいのワインは、もっとミクロな部分を探ろうとさせてくれる
    ワインです。好奇心を駆り立て、ほんのわずかな気づきに喜びを感じさせてくれる
    ワインです。

    
B 功績に対する愛と尊敬が感じられる

    繰り返しますがブリッコ・デッルッチェッローネは、イタリアワイン界全体の近代化に
    大きな功績を残したワインです。その味わい、スタイルを変えることなく、少々の
    時代遅れ感覚を残しつつも、変わらない哲学でジャコモ・ボローニャの功績を   
    同じワインを造ることで大切にするこのワイナリーの、またこの家族のあり方は
    感動的だと思います。

    「アレ、このワイン、こんなワインだったっけ?」

    というようなワインが最近とても多いのです。

    グローバリズム化によって目まぐるしく変わるワイン界にあって、過去の金字塔が
    そのままの姿で残っていること・・・・これは多くのイタリアの歴史的文化遺産と同じ
    ようにとても貴重で素敵なことであると僕は思います。


    ということで、長々と書きすぎましたかね(^^;)

    この「高嶺の花」の会全体の感想も頂いていますので以下にご紹介します。



    初めて参加させていただきましたが、アットホームな感じで楽しく、美味しいワイン
    を頂きました。イタリアの写真もたくさん見せていただき今度は是非イタリアに行って
    みたくなりました。どうもありがとうございました。
                                        Tさん



    初めて参加させていただきましたが、楽しく、お料理、ワイン、お話を堪能でき
    ました。ワインは大好きですが、イタリアワインに詳しく触れることができなかった
    ので、今回はとてもよい経験になりました。
                                       芦屋市 M.T.さん


    今回も旅した感じです。この雰囲気は来週への活力になります。

                                        大阪市  Aさん


    ワインが美味しい、質が高い、というのは「高嶺の花」ではある意味当たり前です
    から、会そのものの雰囲気の楽しさをこれからも盛り上げて行きたいと思います。

    そして評価くださった参加者のみなさん一人一人の積極的な姿勢こそが
    この「高嶺の花」の存在を高め、そして支えてくれていると思います。

    参加してくださった皆さん、心よりお礼申し上げます!!

    まだ参加していないあなた、次回是非お会いしましょう!!     2005年10月17日










  
    第九回 2005年8月20日(土)

  トレンティーノ州  フェッラーリ社



    
ジュリオ・フェッラーリ 
 リセルヴァ・デル・フォンダトーレ




    

    

 
   ほとんど信じがたいワインです。

    93年ヴィンテージ、澱取りまでのシュール・リー期間10年。リリース後の瓶熟
    が2年・・・。


    
僕の経験上、そういうワインは色が少々琥珀色がかり、炭酸ガスの気圧も非常に
    低い。先日、いただいたヴーヴ・クリコの85年物は空気圧は非常に薄かった。

    ところが、このワインはどうだ。

    香りにも味わいにもイキイキとした、イタリアでも最高級の酸がはじけている。

    泡の木目細やかさ、余韻にいつまでも残っている旨味の塊のような繊細で健康的な
    酸。

    確かに、カ・デル・ボスコの「フランチャコルタ・アンナマリア・クレメンティ」は
    非の打ち所のない傑出したワインだ。

    確かに、ベッラヴィスタの「グラン・キュヴェ・ブリュット」もエレガントの極みと
    言わざるを得ない逸品である。

    それでも、僕がこのジュリオ・フェッラーリをこの二つのワインの上に位置づけたいのは
    香りのプロポーションの美しさ、そしてシャンパーニュ的に自己主張する酸があるから。

    フルーツ、熟れたフルーツ、カリンやリンゴ、そして熟れた桃も感じさせる香り、酵母、
   
 ブリオッシュ、バゲットパン、ナッツ、ミネラル・・・果実香と熟成香の比率が大体5対5、
   それもすべての香りが手を取り合ってつながっているので、香りの複雑味がとても深い。

   すぐにはそれとは分かりにくい香り。でもこちらが積極的に近づこうとすればどんどんと
   すべてをさらけ出してくれる・・・、そんなタイプのワイン。

    そして酸。
   この素晴らしい酸を味わうために生きていたい!(笑)

   何が素晴らしいって、余韻ですよ、余韻!!こんな素敵な酸とはいつまでもいっしょに
   いたい!と思うんだけど、本当にいつまでもいっしょにいてくれるんです。綺麗で美しい、
   それでいて凛とした酸がいつまでも喉元から鼻腔にかけて残っていてくれる。

    な、なんて奥深い優しさを感じさせるワイン!ウ〜大好きだ!!

   一度、必ず飲んでください。いや、またジュリオ・フェッラーリを楽しむ時間を作りたいと
   思います。イタリアの素晴らしさと凄さを、ワインの美という点から捉えていただける
   数少ないワインの一つであると思います。


 
  
お客様の声

   Giulio Ferrariの泡の細かさ、口当たりの良さ、余韻の長さに感激しました。
瓶内二次
  発酵の期間が長いとこうも泡が溶け込むのかと実感できました。
ベストの相性は
  豚フィレ肉のコーンクリームソースとFerrari Perle99の組み合わせです。願わくば、熟成
  期間2, 4, 10年を別々のグラスで並べてテイスティングしたかったです。

                                   豊中市  匿名希望


   
Giulio Ferrariは美味しい!の一言です。
   香りの「フルーティー」と「酵母臭」がしっかりと融合していて、泡のなめらかさが舌に
   心地良い刺激となり、酸味の持続性が余韻となり、全体としてとってもバランスが良く
   好きな感じでした。特別な夜に(一体いつ?!)に飲みたいワインです。

                                  川西市 ドンナ和韻さん

  皆さん、アット・ホームな感じでゆっくりと楽しませていただきました。
  ジュリオ・フェッラーリを飲んだ後に、他のフェッラーリを飲んでみたら
  「なーんだ」と思うくらい、ジュリオは飲み飽きない感じがしました。
  
スパークリングワインは、「一杯で充分」と思っていたのですが、「もう一杯クレ!」と
  思ったのは初めてです。

  
どんな「会」なのか、ドキドキしましたが、また参加してみたい感じでした。
  ありがとうございました。

                              生駒市  喜多 彩さん


  ジュリオ・フェッラーリ、泡の刺激が前の2本と全然違ったのが面白かったです。
  
12年も経っているのに、フレッシュな感じが残っていて、不思議です。
  
夏にスパークリングワインを飲み比べられるのはいいですね。アイスワインや
  松脂ワイン(註:お客様からのプレゼント)・・・色々楽しめてすごく良かったです。

                               吹田市 Y.S.さん


  泡の木目細かさといい、とてもデリケートな刺激で心地良かったです。
何かの料理と
  合わすより、これだけを味わいたい!
舌全体で泡の滑らかさを感じる・・・これは
  些細なことだけど、考えて、感じられる贅沢な味わいだと思います。

                                大阪市  T.O.さん


  
今日も美味しくて楽しい時間が過ごせました。ありがとうございます。
  ジュリオ・フェッラーリがバランス良く、好きな味でした。泡の感じの
  違いを感じながら飲むことを知りました。

                               伊丹市  A.Y.さん


  楽しい雰囲気でしたね。やはり10人ぐらいがいいですね。
これからも色んな人を
  誘いましょう!

                               大阪市  K.A.さん



  
ジュリオ・フェッラーリの、口の中にクリームがあるかのような弾力性みたいな泡には
  驚きました。
クリーミー差は去年のものも、今年のにもありましたが、弾力性のような
  ものには本当に驚きです。それと、グラスの中では泡が見えないのに、口に含むと
  しっかり泡の存在を感じることも
発見です。
                               香芝市  吉村輝一さん





  じっくりと時間をかけてお食事できたのが良かったです。
                               匿名希望






   第八回 2005年6月18日(土)

 アブルッツォ州  エドアルド・ヴァレンティーニ社



   

 
   
第七回 2005年4月16日(土)

   トスカーナ州  バンフィ社

  ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 
     ポッジョ・アッレ・ムーラ 1998



    
バンフィ社2大ブルネッロの一角

   
20年来のバンフィ社におけるサンジョヴェーゼ種クローン実験の  
   集大成といえるのがこのポッジョ・アッレ・ムーラでしょう。

   初リリースは97年。
実に650のクローンからベスト3を選び、その
   クローンからのみの葡萄で醸造した逸品


   バリック(フレンチオーク225リットルの樽)が90%
   大樽(スロヴェニアンオーク)が10%で2年間の熟成。

   詳しいテイスティング結果は後ほど触れるが、新しいブルネッロの幕開けを
   告げるようなワインであったと思う・・・。

    最初はいつもの「フェッラーリ・ペルレ」で乾杯!

   泡のワイン、すなわち「触覚」の心地良さを相性でも追求したい。

   えび、稚貝のカルパッチョ・・・えびや帆立系の肉はとてもネットリした
   感触があるので、フェッラーリの泡が実に心地良く洗い流してくれる。ヤッホー!

   フリッタータ・・・玉子焼きの甘みを膨らましてくれるけど・・・触覚には
   あまり訴えなかった。

   ローマサラミ・・・これもネットリと残る脂の感覚に泡がよく合う!ウレッピィ〜!
   サラミの甘みとワインの甘みのレベルもあっていて、金臭さもでなく意外に
   素敵な相性でした(^0^)

    2本目は「コル・ディ・サッソ」サンジョヴェーゼ
                  カベルネの円やかでフルーティーなワイン

   あわせる料理は、渡り蟹のアメリケーノソース・リングイーネ。

   普通、こういった料理に赤はあわせない。でも、今が旬の食材ということで
   あえて挑戦することにした。

   意外にいい感じの相性。
   酸が柔らかいので、かにの甲殻類独特の臭みが浮いてこない。トマトの酸味
   とかにの旨味の甘さがワインの柔らかな酸と甘みと同じレベルでちゃんと
   重なってくる。

   白やスパークリングならもっとかにの旨味を引き出したかもしれない。でも
   コル・ディ・サッソとの相性はソースに厚味を加えて、赤ワイン風味の新しい
   味わいを造る。良いマリアージュだと思う。


    3本目、ついに登場ポッジョ・アッレ・ムーラ!

   ブルネッロというとやはり「ガーネット」という印象があるけど 
   このワインは、むしろ深みのある色の凝縮感を感じさせながらもむしろ
   明るいルビー色から紫の印象すら感じさせる。

   酸のレベルの高さだと思う。

   香りはまず「タバコ」「スモーク」・・・ところが時間が経つと甘いフルーツ
   の香りも出てくる。「イチゴ」「木いちご」「クランベリー」・・・つまり
   赤い甘い果実。そこにブルネッロらしい「鉄」「レザー」「ミネラル」(とても
   凝縮している)すこしリコリス。

   熟成香もちらほら感じられるが、1本スジがピンと通っているのはやはり
   イキイキとした酸だ。これがあるからこのワインの果実はスパイス・熟成香に
   一歩も中心のスペースを渡さない。

   口に入れてハッとするのは、やはり酸だ。
   そしてタンニンの柔らかさ!!細やかで蜜で、それでいて角の取れた
   なめらかなタンニン。

   旧来のブルネッロを何と心得おるか!!
   とでも言いたくなるような「エレガントさ」を持ったワイン。

   アルコール感はそれほど分厚くない。
   分厚くないのになめらかさを感じる。

   とても綺麗な酸とタンニンがアルコール、甘みを包み込んで全体の
   旨味をリードしている。

   これは王道的ワインであり、しかもブルネッロ・ディ・モンタルチーノの
   味わいとしては極めてモダン。

   
 
  ※鴨のロースト・グリーンペッパー風味との相性。

   酸がきっちり出たワインなので、むしろソースを足すよりも鴨そのものと
   の相性が面白かった。鴨の旨味が増えて、香りも膨らんだ。

   一方ソースを同時に口に入れると口の中のソースは盛り上がるけれど
   鴨自体はイマイチ。置き去りにされた印象。

 
  パルミジャーノ・レッジャーノ&ゴルゴンゾーラ・ドルチェ

  双方共にしっかりとした濃厚な甘みがあるチーズ。
  パルミジャーノ・レッジャーノは、熟成から来る香りの複雑さ牛乳のコクが生み
  出す甘み、苦味。

  一方ゴルゴンゾーラ・ドルチェは、牛乳のクリーミーさ、なめらかさから来る甘み。
  双方共に「酸」はなめらか。つまりブルネッロの強い酸とはあまりにも「開き」が
  ある。
  

  こういうパターンだと、上の写真のようにレーズンやドライフルーツなどがあると
  ワインとチーズに「果実味」「甘み」で架け橋が出来て、ぐっと近づいてくれる。

 
 ブルネッロがもっと熟成感のあるものなら何も要らなかったかもしれないけど
  今回は特に、レーズン&パルミジャーノ&ブルネッロの相性がとっても素敵でした!



  
ではお客様の感想を伺いましょう(^^)


  お客様の声

  
あまり深く考えなかったワインを表現する言葉が分りました。
  気軽にいろいろと教えてもらい楽しくお酒が飲めました。
  又、のぞかしてもらいたいです。
                     枚方市 薬師寺さん


  普段はオーストラリアやNZのワインばかり飲んでいるので、イタリアワインに
  触れる機会をいただいてとても良かったと思います。イタリア料理が大好きなので
  イタリアワインも勉強して行きたいと思います。

                     K,N. さん


  お噂はかねがね・・・のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。ようやく出会えました。
  予想してた以上に洗練されたダンディーなお方。『或る夜の出来事』のC・ケーブル
  (古すぎる?)がふと思い浮かびました。
  また、ひとつ記憶に残るワインが増えました。
                     
      ドンナ和韻 さん
 
  
サンジョヴェーゼは酸味が強いというイメージがあって苦手でしたが、
  ポッジョ・アッレ・ムーラはまろやかでふくよかな印象を受けました。苦手な
  はずの酸味がワインの味わい全体を引き締めていて、アルコール感が甘みを
  心地良いものにしていたように感じます。決して分りやすいワインではなくて
  もっと精通していたなら、楽しみ方が違っただろうなと少し残念に思います。

                     豊中市 M.Nさん


  
  いつもながら楽しくおいしい夕べでした。
  ブルネッロディモンタルチーノは最初に強くミネラルを感じたのですが、
  それが梅のような匂いに変化していったのが不思議に思いました。
  匂いの強さにくらべると味がおだやかでそれがブルネッロの特色なんでしょうか。
 
  コルディサッソについてメモしていなかったので記憶が曖昧ですが、
  アルコール感の強さを感じさせる匂いとさわやかな味が、
  私にとっておいしくて好きなワインでした。 
                                 K.O.さん

  
   一本目の赤、COL di SASSO は、軽いタイプと説明されていましたが、
 香りがよく、口の中でおいしい甘みを十分に感じることができました。アルコールは
 しっかりしていたように感じたので、説明がなければ、あっさりしたおいしいワインと
 しか思わなかったでしょう。
 
 二本目の今回のメイン、POGGIO alleMURA は、今まで飲んできたなめらかな
 口当たりのするワインの中で、印象に残るワインになりました。口に含んだすぐでも、
 後でも、酸やタンニンの刺激がとても小さいので、とても飲みやすいワインでした。
 グラスを飲み干すときでも、口当たりのやさしさが持続していたのが印象的です。
 酸、タンニンがっしっかりあるのに、口の中でそのことを感じさせないのところが今回の
 新発見です。
 
 セコンドの鴨料理ですが、スライスされた鴨(鴨鍋等)しか口にしたことがなかったので、
 今回の料理はとてもうれしかったです。赤身の肉なので、鶏肉とは異なる食感が
 楽しめました。これもまた新しい発見でした。
 
 慌ただしい日が続いていたせいか、昨晩のようにゆっくりと食事とワインを楽しむ機会
 が気分をリフレッシュさせてくれたようです。ありがとうございました。
 次の機会が楽しみです。
                              香芝市 T.Y. さん




 気持ちの良いお言葉をたっぷりいただけて僕も光栄です。
 では、次回また思いっきり楽しみましょう!!





 

  第6回 2005年2月19日(土)
    
 ヴェネト州  ヴィヴィアーニ社

 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ
 カサ・デイ・ベーピ 1997

 
 AMARONE DELLA VALPOLICELLA CASA DEI BEPI


   


  

  前菜の盛り合わせとフェッラーリ・ペルレ

  手前の蛸のサラダとフェッラーリの相性が抜群でした!!

   ← パスタ料理には同じヴェネト州の
                   ソアーヴェ・クラッシコを!!

  パスタは、リングイーネのペスカトーラソース。

  濃厚にしあげた魚介の出汁が利いていて、比較的果実味のしっかり
  としたピエロパンのソアーヴェにぴったりきていました!

  

  カサ・デイ・ベーピは、数あるアマローネの中でも新しいスタイルのものです。

  アマローネらしい力強さを出すために、葡萄の陰干し期間はなんと5ヶ月!
  (普通は3ヶ月です)。そして新樽でしっかりとした果実味と熟成香のバランス
  を表現しています。

  プレミアムワインには欠かすことの出来ない酸の美しさ、華やかさがあり
  凡庸なアマローネにありがちな「ぼやけた」感じが微塵もありません。

  また特筆すべきはタンニンの細やかさで、しっかりとした色素を持つ葡萄と
  フレンチオークから来る柔らかいタンニンの繊細さがアルコールの厚みに
  溶け込んで、シルクのような舌触りを出していました。

  果実は、ジャムやドライにしたものというよりむしろピチピチとした酸が
  あって、熟れていておいしそうな果実の香りがあって、このワインの今後の
  成長ぶりすらも期待させるものでした。

  時間が経つごとに甘い香りが凝縮してきて、バニラやチョコレートの香りが
  絢爛と出てきました。

  コチラから特別リクエストした牛ホホ肉の煮込みもゼラチン質がネットリして
  いて、アマローネのパワフルなアルコール度(16.5度!!)にピッタリで
  相性も最高に楽しめました。

  ⇒ ブログにも掲載しています。2月19日をご覧下さい!
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -   - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
  お客様の声


 アマローネは、なんと表現したらいいのかわからないくらい香りや味が
 素晴らしかったです。匂いを嗅いだとたんにシアワセになるほど、表面的
 でない深いものを感じました。しかしそれを言葉にしろと言われたら、頭を
 かかえるほど、何の香りなのだろう!?何の味なのだろう!?と思うほど
 表現しにくい、でも心に残るアマローネでした。

        大倉田津子 さん     大阪市城東区


 アマローネワインが、夢のような香りと味でした。幸せでした。
 いいグラスもいいワインには、必要なんですね。
 最初のソアヴェと前菜のツナ、ペスカトーレがよくあって美味しかったです。

        K,O.さん       大阪狭山市


 アマローネ、このやんごとなきワインとの再会に乾杯!!
 これまでの人生で出会うのが三度目のこのワインに、再び圧倒され
 そして魅了されました。このクラスになると、料理との相性を考える
 というよりは、ワインだけで完結した世界を提示していると思います。

        ドンナ和韻 さん     

 ソアヴェ、アマローネ共、口の中に含んだときの柔らかく、優しい口当たりが
 とても印象的です。
 アマローネ、飲み干したグラスから漂ってくる香りの甘さにうっとりします。
 飲みやすさと比例しているのでしょうか?

        吉村輝一 さん    香芝市


 
 美味しいお酒(ワイン&グラッパ)と楽しい人たちがいて、やはり面白い
 時間をいただきました。サイコーに笑いました。
 一番のご馳走は、皆との時間かもしれません。
 こんな時間空間を提供できるってことは、すごいことなんですよね。

       東 孝三さん     大阪市福島区








  

  2004年12月18日(土)  第5回

  トスカーナ州  ビービ・グラーツ社

  テスタマッタ2001  &  カサマッタ2002

  

 
 
初参加でしたが雰囲気が良くて料理との相性を楽しみながらじっくり
味わうことが出来ました。
 TESTAMATTAは、すーごくまろやかで美味しかったです。また参加
したいです。有難うございました!
                  (安井優香さん)

 ”TESTAMATTA"のグラスがほんのりとローズ色に染まるくらいの
凝縮感、タンニンもとてもまろやかなのに強烈ですごくインパクトのある
ワインだと思いました。今年も色々なワインとの出会いを提供していた
だき有難うございました。
                   (ドンナ和韻さん)

 CASAMATTAは色んな香りがして、しかし飲むととても優しい
まろやかな味がしました。
 TESTAMATTAは、とても色が濃く、トロトロでCASAMATTAより
もっと優しく、複雑なようで、でもシンプルな素直に味わえる・・・
う〜ん、表現が難しい味です。一言で言うなら”嬉しくなる”。
                   (大倉田津子さん)


 今日のワインは2本とも口当たり柔らかくて、飲みやすかったです。
テスタマッタは始めから終わりまで、同じように柔らかさがとエレガン
トな味わいがあり、印象的でした!
 フランスでこのワインが評価されたということは、このようなワインが
美味しいワインと定義されると理解してよいのでしょうか?(今後の参考のための質問です)
 うさぎの肉って、白身で小骨があるんですね。何か慣れない感じも
しますが食べやすい肉でした。
                (香芝市 吉村輝一さん)



 
  2004年10月16日(土)  第4回

  ピエモンテ州  アルド・コンテルノ社

  バローロ ブッシーア・ソプラーナ  95

 

 バロリスタ(バローロ生産者)の中でももっとも洗練されたバロー
ロの作り手として名を馳せるワイナリー、アルド・コンテルノ。
 そのスタンダード・バローロを嗜みながら、偉大なワインの”洗練”に
ついてちょっぴり集中しながら、色んな会話を楽しみました!

Nさん、Yさん、心よりの差し入れワイン、本当にありがとうございました!(^^)
  
  
  
 木目細やかな味で大人のエレガントなバローロを飲んだ幸せな
 気持ちにひたれる味、、香りでした。
 ローズマリー風味の鴨とも合う、よりいっそう味わい深いものでした。

   大阪市   T.O. さん


 今までバローロは難しいからと、あえて避けて通っていたところがあ
ります。でも、今回とてもエレガントなバローロを飲ませていただき、
印象が変わりました。今後は、ひるまずチャレンジしたいと思います。

   豊中市  M.N. さん


 イタリア、イタリア語に精通した方々が参加者で、そんなに深く知ら
ない僕には理解できない単語が行きかいました。参加者の方々のイタリ
ア通には脱帽です。→ このコメントはHPに掲載しないほうが良いです。

   京都市  T.H. さん


 今回のバローロはとても口当たりが優しく、タンニンが細やかで飲み
やすく感じました。僕の舌は、伝統的なつくりより、近代的なつくりの
方が合っているのかもしれません(自分では、伝統的なつくりに馴染み
たいと思っていたのです)

   香芝市  T.Y. さん


 楽しい雰囲気に酔いました。食事の量が少ないかと思いましたが
終わってみるとばっちりでした。後にチーズをつけるのもいいですね。

   大阪市   K.A さん


 赤ワインをじっくり堪能したのは初めてですがフルーティーでやや
酸味がきいたワインはとても美味しかったです。赤ワインはどちらかと
いうと敬遠しがちでしたが、印象が変わりました。

   交野市  H.N さん

さて、今回は、”革新派”に近いと称されるアルド・コンテルノのバロー
ロでした。また、次の機会には、アルド・コンテルノが枝分かれする前の
本家本元、伝統派バローロの大御所、ジャコモ・コンテルノのバローロ
にも是非触れてみましょうね!!(^^)

    ご参加、本当にありがとうございました!
   

   
 
  2004年8月21日(土)  第三回

  ロンバルディア州  カ・デル・ボスコ社

  「アンナマリア・クレメンティ」



 夏真っ盛り!というには、少し涼しくなってきた今日この頃ですが・
・・、やはり夏はスパーク!! イタリア最高のスプマンテ 
「フランチャコルタ アンナマリア・クレメンティ」をお出ししまし
た。またこのワインの素晴らしさをよりよく理解していただくために、
 同じカ・デル・ボスコ社のスタンダードバージョン「ヌオヴァ・キュ
ヴェ」、そしてさらには、イタリアのもっとも一般的なスパークリング
ワイン「プロセッコ」もお出ししてイタリアにおけるスパークリング
ワインの質的な階段を順々に登っていくことにしました。

 

  発泡性ワインの泡の質がよく理解できました。アンナマリア・クレ
メンティの泡が微細でとても柔らかいのにビックリしました。
  (今日の料理、フランチャコルタでなくスティルワインならどんな
ワインがあっていたのだろう?この飲み比べがあったらどうなってたの
かなぁ?)
  フリッタとプロセッコも捨て難かったです。
  ワインと料理の量のバランス(組み合わせ)でも、味わいに差が
大きく出ました。特にヌオヴァ・キュヴェとショートパスタの時でした。

   「人が何と言おうと自分の舌が一番」さん
  

  ヌオヴァ・キュヴェと熟成7年というアンナマリア・クレメンティ
とのそういを極めようと挑んだんですが価格の差の違いまでは識別でき
ませんでした。料理とワインは相性は良かった!

  京都市  T.H. さん


  すごく簡単、軽く見ていたプロセッコがおいしかって、すっきり
思いが残りました。しかし、フランチャコルタはプロセッコにはない
重み、風味がありました。料理に合わすのは、私としてはいまいち
しっくり合うのが思いつきませんが、それ単独として見て、香って
  飲んで楽しめ素晴らしいものでした。動物的な感じがしました。

  大阪市  T.O さん


  タイプの違う3種類。スプマンテをお料理と共に味わうことができ
楽しかったです。控えめなクリームソースの若鶏ローストとアンナマリ
ア・クレメンティの相性が一番印象に残っています。
  この夏は安くてはじけたスプマンテばかり飲んでいたので、違いが
際立ちました。

  豊中市  匿名希望さん

 
  3種類のランクの違うスパークリングワインを味わって、段階的に
その味わいと深みが増して行くのが分かって楽しかったです。スパーク
リングワインとクリーム系の料理の相性が良いことも今日納得できまし
た。質・量ともに満足できました。ありがとうございました。

  ドンナ和韻 さん


 
   2004年6月19日(土) 第二回

  ピエモンテ州  アルド・コンテルノ社

  「プリンタニエ」

  「クアルテット」




ピエモンテの雄「アルド・コンテルノ」のシャルドネ「プリンタニエ」
そして赤の「クアルテット」を楽しみました。

一参加者さん
白・・・・シャルドネなのに樽の香り(?)がないので、とても新鮮に
感じました。口に含んでもきれいな酸、トロッとした(?)舌触りが
心地よかったです。
赤・・・・クアルテットってハーモニーが良いことを示すと思ってい
たんですが香りは良いのに、味わいに甘さ、酸、か何か他の要素とは
なじまなく突出していたような感じがしました。Tがとても弱く、酸も
トゲトゲほど突出していないので飲みやすかったです。
料理もとても美味しかったです。メインがもし肉料理でなかったら
どんな組み合わせだったんだろう、とても興味がわきます。


大倉田津子さん
お腹が一杯になってしまってワインのことがうかんできません・・・。
でも、赤ワインがとてもおいしかったような気が・・・。どんな風に、
どんな味だったか、なんて書けないのですが・・・。高級で上品な味が
したような気がします。


ドンナ和韻?さん
前回同様、たいへん満足しました。
お料理は、特にアンティパスととお魚料理が秀逸だったと思います。
ワインについては、前回のサッシカイア99、今回のアルド・コンテルノ
の赤、白、共通して感じたのは、「あまり自己主張が強くなく控え
めな」感じ。実力はあるんだけど、それを前面に押し出すのではなく、
一歩下がって相手(料理)を立てる、というような印象を受けました。


東さん
ピュアなシャルドネ種の味覚を再発見しました。というか初めてだった
のでしょう。一口一口、味と深みが変わっていくのに感激です。
クアルテットにしても97でこの深みはすごい!と思いました(オリも
多い)。またイタリア料理とワインが好きになりました!



 
 4月17日(土) 第一回


 トスカーナ州 サン・グイード社

 「サッシカイア」


  


コストパフォーマンスがとても良いですね。料理は特にフォアグラ
がとても美味しかった。以前にフレンチで食べたのと全然印象が
違いました。パスタのクリームソースも美味しかったです。(どちら
かというとクリーム系は不得手だったのですが、これはとても好き)

ワインは、口当たりが絹のような感じ、軽やかでなめらかで。
引き算していって行き着いたような、洗練さを感じました。
                 (川西市  西岡道子さん)


緊張せずリラックスできる会なのが良かった。美味しいワインと
美味しい料理が解説付で楽しめるのが良いです。料理は、家で食べられ
ないメニューばかりでとても美味しかった。小鳩の料理は珍しい(初め
て)ので感動。でも食べにくかったです。

同じワインを大きなグラスで時間と共に香り、味が変化していくのが
感じられて新しい発見でした。でももっと香り、味、余韻が強いのかと
イメージしていたのですがが、外れてしまいました。
              (香芝市   吉村輝一さん)


ゆっくりとこの価格で楽しめるのが良かった。料理は量もお味もバランス
良かったと思います。鳩とサッシカイアの組み合わせはGOOD

サッシカイアは96よりもう少し濃い感じがあるが、96,97も非常に
良く似た感じである。これがサッシカイアの味、みたいなのが分かった
ような気がする。全体にエレガントと言う表現がピッタリの味、香り
パンチのある味ではなく、とにかくやさしい感じ。
              (京都市  大八木康之さん)



和やかな雰囲気で楽しかったです。
料理はしっかりしたお味が好きでした。ふぉあぐらがとても香ばしくて
美味しかったです。ワインは特に香りが好きです。
              (京都市  野村英子さん)


普段飲めないワインを飲めて良かったです(今までで一番いいです!!)
料理は美味しかったです。ワインのことは詳しくないのですが
美味しかったです。又、京都でもしてください!
              (京都市  野村正樹さん)



”高嶺の花”のワインを解説付で味わえて良かったです。料理は一品一品
味わえました。鳩は美味しかったけど食べにくかった。ワインはサッシ
カイアのみだったので、ワインを味わえた感じがした。香りや味の
変わっていくのが面白かったし。
              (大阪市 大倉田津子さん)



全体に大変良かった。コストも関わりもあるでしょうが、他のワインを
もう少し飲みたかったです・・・。
              (大阪市  東 孝三さん)


  トップへ   ワインライブへ   高嶺の花へ   イタリアワイン美術館へ   ブドウ畑へ