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ワインのイタリア語講座




 Macerazione Carbonica (女性名詞) 
  マチェラツィオーネ・カルボニカ


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炭酸ガス醸し法、とでも訳しましょうか。

ノヴェッロ=「イタリアの新酒」に特有の醸造法です。

普通の醸造ならブドウ収穫の後、ブドウ果を破砕して ジュースと
皮や種なんかをいっしょに発酵中に漬け込む作業が あります。

これがマセレーションといわれる期間なのですが このノヴェッロ
特有のやり方は、ブドウ果をステンレスタンクに 詰め込んでいっ
てそこに炭酸ガスを注入していくんです。

すると、タンク内の酸素がなくなってガスの圧力やブドウの重みで ブドウの皮が破れ、ジュースが出てきます。

そこで酸素のない 状態(嫌気性といいます)で発酵が起こるん
ですね。 (このタンクの中に潜入して、ブドウがプチプチ破れてい
く様を 見てみたくなりました。

音とか艶かしそうです・・・・・・・(^^;)

すると通常の発酵では一次発酵が起きてからでないと 起こらな
い一種の乳酸発酵が一次発酵の前に起こるんです。 つまり、酸
のトゲトゲしいりんご酸が丸い乳酸に変わる。

その後に通常の一次発酵を即してできあがるのが ヌーヴォー
やノヴェッロ、というわけです。 でも、イタリアの場合、その酸の
出方は地方によって、産地に よって随分変わります。 北の冷
涼地では、酸が自然に尖ってきます。南では逆に 不足しがち。

そこにまたワイナリーのワイン作りに対するポリシーも 加わって
きますので、このマチェラツィオーネ・カルボニカの使用 度合い
は色々なんです。

ある生産者は100%マチェラツィオーネ・カルボニカ。また別の 生産者は30%ととか、色々なんですね。

酸をどれぐらい出すか、生産地域らしさ、ブドウ品種らしさが どれ
ぐらいの酸なのか、ワイナリーによって考えは当然ちがいますか
ら。

それでも この発見がワインの可能性をまた一つ広げたという意味で すごい貢献だと思うんです。

例えば・・・・

秋=ノヴェッロの季節(またはヌーヴォー?)

というこの刷り込みはこの「マチェラツィオーネ・カルボニカ」技術
の発見がなければありえなかったわけですから。。


それに、マチェラツィオーネ・カルボニカという技術がないままな
ら、おそらく「新酒」としてボジョレーなどに脚光が浴びせられることもありえなかったと思います。

なぜなら、発酵したての赤ワインなんか、飲めたモンじゃない!

酸っぱすぎるんです。

普通なら乳酸発酵と木樽での熟成をするところを、発酵したて
でリリースできるなんて旧来の考え方ではありえなかった。

そこんとこ、強調しておきたいです。

そう、発酵したてのワインは飲めないほど酸っぱい!

そしてマチェラツィオーネ・カルボニカという近代醸造技術によって
初めて「新酒」を味わう快楽を僕たちは享受できている、ということ。





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