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 マナンダリーナ!

ワインのイタリア語講座




enominazione di Origine Controllata
デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ

enominazione di Origine Controllata e Garantita
デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ



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ローマでレッスンを受けていた頃、第二科の「イタリアワインのDOC」を 飲み込んでいくレッスンの冒頭でダニエレ・チェルニッリ氏(ガンベロロッソ ワイン部編集長)がこう申しました。



「いいかい、DOCを”質の高い”ワインと思っちゃいけない(笑)。文字通り 出所(ORIGINE=オリジネ)を国が検査した(CONTROLLATA =コントロッラータ)だけなんだから。

ワインの質が保証される(GARANTITA=ガランティータ)のは、DOCG からなんだよ」



ワイン法のピラミッドでは、一番下から     



ヴィーノ・ダ・ターヴォラ   VDTと略される     


ヴィーノ・ダ・ターヴォラ・コン・インディカツィオーネ・
ジェオグラフィカ・ティピカ
   IGTと略される
        
                
デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ                        DOCと略される     


デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ                    
DOCGと略される


にカテゴリー分けされます。  


ブドウの収穫量を抑える ことが良質のワイン作りに欠かせません。

でも、DOC規定でその収量制限は不十分です。あまりにも緩い規制なので同じ銘柄のワインでも生産者によって「ピンキリ」の世界になってしまいます。

となると、せめて 質を保証しているピラミッドの最高峰DOCGでは、ちゃんとした収量制限が行われ なければなりませんよね。


ちょっとDOCとDOCGの収量制限を比較してみましょうか。  


ソアーヴェ・クラッシコ DOC 14トン → 質的ワインとしては                          多すぎ、不合格  

ガーヴィ DOCG 9.5トン → おお!これは少ない!



やっぱ、DOCGは違う!! って、思うでしょ?  

でもね、この程度でも実は、人々をうならせるようなワインが できるとは限らないんです。  

世界的にトップにランキングしてくるようなワインは、この 収量の半分以下とかね、さらに、収穫したブドウをどれぐらい 絞って、ワインにするか、という問題もあります。

良質のワインは、ブドウを最後まで搾りきる、ということはありえないのです。


 また1ヘクタールにどれぐらいのブドウの木の株を植える かというのも大きな問題なんです。

ま、このあたりはかなり専門的な領域になるかもしれま せんが、これを読んでいるあなたには、ちょっぴり 頭の片隅に止めておいて欲しいな、と思います。  

 質を上げるためには、収穫量を落とさなければならない
 (収穫量を多いということは、ブドウがたくさんできるという
  こと。すなわち水分がブドウ中に豊富。すなわち水っぽい
  ブドウができて、ワインも薄くなる)

      ↓

 様々な(政治的)事情で、DOCの基準が緩くなり、高いレベル
 での平均的質が保たれにくい。

 あまりに厳しい基準に法律を設定するとワイン生産ができない
生産者が現れ、ビジネスとして全体が衰退する、ということも
考えられなくもない。



ダニエーレ・チェルニッリ氏のDOCとDOCGの違いについて の解説、実はとっても本質を突いていると思います。


  DOC → その土地のその土地にしかないブドウででき
         ている。 その土地の固有ブドウを保護する
          目的がある。

  DOCG → その土地のその土地にしかないブドウで
          できていて、収穫量の制限が厳しいため、
          ある程度、質が高い


この程度の認識でも、イタリアワインの世界がまた違った見え方がするんじゃないでしょうか。


ワインの質とワイン法の関係はこれからもイタリアでは 常に議論の対象になっていくと思います。


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