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 マナンダリーナ!

ワインのイタリア語講座




Cantina  (女性名詞単数) ワイナリー、醸造所
カンティーナ


Cantina Sociale       協同組合ワイナリー
カンティーナ・ソチャーレ

これは、ワイナリーのことです。

でも、僕たちは、ワイナリーといえばブドウを耕作してワインを造って販売していると単純に考えてしまいがちです。

でも、ワイナリーというのは、厳密にいうと「醸造所」のことですね。

つまり、ブドウを潰してジュースにして、そして発酵させてワインをつくるところです。

ヨーロッパというのは、産業そのものの生産ラインが実に分業化されていますよね。

例えば、車を作るにしても、車体、エンジン、タイヤ、デザインなどですべて違ったラインになります。

車が壊れようものなら、どこが壊れた場所によって、車を修理してもらう場所が変わってきます(^^;)。





ワインも同じ事で・・・・



1.ブドウを作る人

2.ワインを発酵する人

3.できたワインを熟成させる人

4.完成品をボトリングする人

5.ワインを販売する人

6.ワインをストックしてさらに高く売る人(^^;)



に分かれてきます。


で、このCANTINA カンティーナ。

ワインを発酵するところがカンティーナですが、一般的には
熟成させ、ボトリングするところまでをやってしまいます。

もし、あなたがワイナリーに訪ねていったときに、単純に畑から醸造所まで、すべてを含めてカンティーナ=ワイナリーというイメージで、「カンティーナが観たい!」と言ってしまえば、タンクやら樽だけの倉庫を観ることになっちゃいます。

それも面白いんですが・・・・
ワイナリーに行けば、見るべきものはやはり畑です。


なぜって、ワインは畑でできるからですよ。

そう、原料であるブドウが良いブドウでない限り、良いワインはできませんからね。



   CANTINA SOCIALE
    カンティーナ・ソチャーレ


直訳すれば社会的ワイナリー(笑)。

ようするに組合ワイナリーです。 小さな農家からブドウを買いあげる形でワイン作りをする組合 ワイナリーはイタリア各地に存在しています。


あなたの飲まれるワインのラベルを見てください。小さな文字で  


CANTINA SOCIALE カンティーナ・ソチャーレ  または、

CANTINA COOPERATIVA カンティーナ・コオペラティーヴァ

と書かれているとそれは協同組合ワイナリーによるものです。 「ああ、いかにも不味そうだな・・・・・」 なんて思わないでください(^^;)。

もちろんかつては、そして今でも協同組合ワイナリーは70年代まで にはびこった「量産体制」が残っていて、「薄い」「不味い」ワインが つくられることが普通です(笑)。

ところがいくつかの協同組合では、イタリアでもトップクラスの ワインが作られるようになってきているのです。

その協同組合は、イタリア極北の州「アルト・アディジェ州」にいくつ か存在しています。そう、ひとつではない、複数の共同組合ワイナリー がイタリアトップ、同時に世界レベルのワイン作りをしている。

これは、すごいことです。 というか「協同組合ワイン=まずいワイン」という偏見が僕に 強すぎただけなのかもしれませんが。

僕、ローマに住んでいましたし・・・・(笑)。 だからイタリアワインを購入されるとき「協同組合ワイナリー」なのか どうか、また協同組合ならどこの地方の協同組合なのか、そんな ことを確かめてから飲んでみるのも面白いと思います。

「おお〜!シチリアの協同組合ワイナリーかぁ・・・・。よし!試して みよう!」 「うっひょ〜!これメチャクチャ美味しいやん!共同組合のくせに!」 「うわ〜!こんなワイン輸入したらアカンで!なぬ?これラツィオかぁ! ラツィオのワインやったら許したろか・・・・・」 などなど・・・自分の中の偏見にぶつかりながらも、その偏見と 遊びながらワインが楽しめます(^^;)・・・・・・・・・かなり変?

良いワインをつくるためには生産者の 確固たる展望が必要です。

「こういうワインを造りたい!」

という強い思いです。

そして、その思いを実現させるためには、90%畑で働かなくてはいけない。 発酵、熟成などのワイナリーの仕事は10%で良いのです。良いワインは 良いブドウからしかできませんから。

ということは、出来上がりのワインから逆算して、畑の仕事をしなければいけ ない。そして質の高いワインをつくるために、ブドウ造りを他人任せにしていては なかなかその強い思いも空回りしてしまう、ということなんでしょう。

ブドウ耕作から一貫してボトリングまで行う。これが一つ筋の通ったワイン作り ということがいえるかもしれません。 ならば、そういう生産者をイタリア語ではどういうでしょうか。

AZIENDA AGRICOLA  アヅィエンダ・アグリーコラ 「農業会社」と訳せます。これがラベルに記入されていれば、ブドウ作りから ボトリングまでを貫徹したワイナリーということがいえます。

例えば、 

AZIENDA VINICOLA  アヅィエンダ・ヴィニーコラ 

と書かれていれば、それはブドウを買い付けてワイン造りだけをした 会社ということがいえます。

AZIENDA VITIVINICOLA アヅィエンダ・ヴィティヴィニーコラ

と書かれていれば、ブドウ耕作とワイン作りはするけれど、販売を 他社に委ねている、というワイナリーです。

少なくともすべてのブドウを自社で作り上げリリースするワイナリーは  AZIENDA AGRICOLA アヅィエンダ・アグリーコラと名乗って いるはずです。

ということで、あなたのワインセレクトの参考になれば幸いです!

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